英検S-CBTは、従来の紙試験に代わるコンピューター型の英語検定試験で、1日の試験でリーディングやリスニングのほかライティング・スピーキングも含まれ、実践的な英語力を測定することが出来るテストです。
従来型の英検であれば、スピーキングテストは2次試験の面接となり対面で出題されるため、出題者によっては英語のアクセントを感じる場合もあるようです。
英検S-CBTの場合は、リスニングパートとスピーキングパートに訛りはあるのでしょうか?
あるとすれば、どこの国訛りでしょうか?今回、独自に調査してみました!有名人が話すアクセントも参考にご紹介します。
英検S-CBTのスピーキングテストとは?
英検S-CBTの概要と特徴
英検S-CBT(英検Standard Computer-Based Testing)は、日本英語検定協会が提供するコンピューター型の英語検定試験で、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を測定することを目的としています。
日本全国の指定会場で頻繁に実施されており、受験者は日時を選びやすい点も特徴です。また、試験結果が比較的迅速に返却されるため、社会人や学生が効率的に学習成果を確認することができます。
スピーキングテストの目的と重要性
英検S-CBTのスピーキングテストの目的は、受験者の実践的な会話力を測定することです。
近年のグローバル化に伴い、英語で自分の意見を伝える能力が求められる場面が増えており、スピーキングテストの重要性がますます高まっています。
英検S-CBTでは、質問に対する自分の考えや体験を英語で説明する力を試されます。単なる文法や発音の正確さだけでなく、相手に分かりやすく伝える表現力や思考力も重視されるため、英語学習において効果的な目標設定となります。
英語で発話し、自己表現を行うことができるということを証明するので、大変意義のあるテストと言えるでしょう。
スピーキングテストの試験形式と流れ
英検S-CBTのスピーキングテストは、以下の流れで進行します。
- スピーキングテストのタイミングになったらヘッドセットを装着します。
- 通常、試験は数問で構成され、自己紹介などのアイスブレイキングから、考えを述べる質問へと進みます。
- 質問者の映像とともに音声が流れる形で出題されます。
- 受験者は設問が表示された画面を見ながら、決められた準備時間内に回答を考え、回答が終わると次の質問に進む形式です。
回答の録音中には「残り時間 00:25」のように時間制限が画面上に表示されるので、時間を確認しながら回答を吹き込むことが出来ます。
自分のペースで進められるのは大きなメリットではありますが、試験会場では他の受験者も同様にスピーキングを行なっているため、周囲とのペースの違いが気になる場合もあります。(私は気になりました・・・)
自分の試験に集中することが大切です!
もちろん、試験内容は受験する英検のレベルに合わせて設定されており、受験者に適した難易度で試験が進みます。
英検S-CBTスピーキングテストで使用される英語の訛りとは?
従来型の英検では、2次試験は対面式で行われます。面接官は日本人の他に、さまざまな国籍の方がいるようです。地域によって日本人と外国籍の面接官の割合が変わってくるとの情報もありました。
それでは、コンピューターから出題される英検S-CBTの英語は何訛りなのでしょうか?
想定される英語の訛り
アメリカ英語
リスニングパートを含め、従来型の英検で使われている英語は「アメリカ英語」です。
そのため、英検S-CBTの出題者が話す英語もアメリカ英語である可能性は高いでしょう。日本の英語教育を見てみても、学校で使用している教科書はアメリカ英語がベースになっていることが多いようです。
アメリカ英語ってこんな感じ
アン・ハサウェイは、ニューヨーク出身で標準的なアメリカ英語を話す女優さんなんだとか。
発音だけでなく、使われる単語にも違いがある
また、アメリカ英語とイギリス英語では、発音だけでなく単語が違う場合があるので、どちらを使っているかで明白になりますね。
日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
---|---|---|
アパート | apartment | flat |
休暇 | vacation | holiday |
薬局 | drugstore | chemist |
携帯電話 | cell phone | mobile phone |
映画 | movie | film |
駐車場 | parking lot | car park |
秋 | fall | autumn |
お菓子 | candy | sweets |
運転免許証 | driver’s license | driving license |
エレベーター | elevator | lift |
ガソリンスタンド | gas station | petrol station |
乳母車 | stroller | pushchair |
地下鉄 | subway | underground |
イギリス英語
アメリカ英語に次いで、確率が高いのは「イギリス英語」です。
従来型英検では、準1級以上のリスニングでイギリス英語の問題が出題されるようなので、英検S-CBTでも準1級以上の受験ではイギリス英語の問題が出る確率は高いでしょう。
スピーキングテストでの出題に関しては、どこにも情報がありませんでしたが、リスニングで出題があるならばあり得ますね。
イギリス英語ってこんな感じ
映画”Idea of You”でアン・ハサウェイと共演していたニコラス・ガリツィンはロンドン出身でイギリス英語のスピーカーです。
その他の英語圏の訛りは、英検では未確認
TOEICのリスニングでは、アメリカ英語、イギリス英語に加えて、オーストラリア英語とカナダ英語が出題されるのですが、英検に関してはそのような情報はありませんでした。
オーストラリア英語ってこんな感じ
K-POPの人気グループ Stray Kids(ストレイキッズ)のバンチャンとフィリックスがオーストラリア出身のネイティブスピーカーです。
イギリス英語でご紹介したニコラス・ガリツィンがバンチャンの出身を当てていたことからも、アクセントがあることがわかります。
バンチャンが「どうしてわかったの?」と聞いたら、ニコラスが「何人かオーストラリア人の彼女がいたから(笑)」と返してますね。アクセントで気づいたようです!
カナダ英語ってこんな感じ
俳優のライアン・レイノルズはカナダ・バンクーバー出身です。
英検S-CBTが採用する訛りに対する公式見解
今回調査するにあたり、日本英語検定協会に問い合わせも行いました。
英検S-CBTの受験を予定しているのですが、出題される英語にアメリカ訛りやイギリス訛りのようなアクセントはありますか??
出題に関することですので、回答は差し控えさせていただきます
日本英語検定協会から訛りに関する公式情報を得ることは出来ませんでした。
英検S-CBTに訛り対策は必要か?
結論:アメリカ英語とイギリス英語がわかれば恐らく問題ない
ここまで調べたところで、英検S-CBTではアメリカ英語とイギリス英語が出題される可能性があることがわかりました。
学校教育の教科書や市販の英検対策教材を使っていれば、特に訛り対策は必要ないと思われます。
しかし、英検ではない外の世界に出ると、一口に英語と言ってもさまざまな訛りがあることがわかるでしょう。英検対策だけに縛られず、さまざまな国の違いを楽しむ姿勢で色々な国の英語を聞いて学習できると良いですね。
まとめ:英検S-CBTリスニング&スピーキングを攻略するために
英検S-CBTのリスニングパートとスピーキングパートを攻略するためには、できるだけ継続的に英語学習を行うことが大切です!
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